湊かなえ「人間標本」、雫井脩介「互換性の王子」 レビュー 年末年始にかけて、湊かなえ「人間標本」、雫井脩介「互換性の王子」を読みました。 「人間標本」は息も絶え絶えに何とか読了…。「互換性の王子」は正に一気読み…。 湊さん、一体何を表現したいのでしょう? 彼女の作品、もう読まなくてもいいかな…とも感じてしまいました。 湊さんの屈折、雫井さんの突破力 湊さんの「人間標本」は、デビュー15周年の書き下ろし…という触れ込み。 以前の「デビュー10周年」の「未来」に関しては、評価する声も多い中、本ブログでは以下のように酷評してしまいました。 「未来」に関しては、ただドロドロとした救いのない出来事が重な…