*Amazonより 【あらすじ】 曹州(山東省)で塩の密売業者の家に生まれた黄巣(こうそう)は、若い頃から俊英で名高く、周囲から期待されて科挙の合格を目指し長安に赴いた。しかし賄賂が足らず3年続けて落第すると、腐敗した政治から決別して自らを鍛えるために少林寺に入門する。6年修業の上、腺病質な体質から肉体は生まれ変わった。 折しも父が黄巣の科挙合格のため私財をはたいて財力が傾き、領地を支配する節度使への賄賂が細り、言いがかりをつけられて拷問で亡くなってしまう。時は唐末期で悪政がはびこり、生きるために農民たちの一揆が頻発していたが、節度使は事なかれ主義に徹して中央に報告せず、時代は乱世へと傾いてい…