恩義とは 「井戸を掘った人を忘れない」という中国のことわざがあります。恩義を忘れずに、困った時に受けた支援を後々まで覚えている、という意味のことわざです。毛沢東氏の農民支援から生まれた言葉だそうです。 この言葉を聞いたのは10年位前。とある営業先のお客様から、前任者に変わって初めて挨拶で訪問した時でした。そのお客様は、親の代からマンションを引き継いだばかりの時に、前任者から、親身に助言を受けて感銘したとおっしゃってました。そして、「前任者さんには、井戸を掘ってもらった。だから、今でも忘れないのだよ。」と。 それから、長い年月をお付き合いすることになり、お客様からの指名もあり、修繕工事のタイミン…