第9章 香りを使うと認知症の進行を防ぐことができる!? 認知症になると、香りを感じる機能がどんどん鈍化していくと言われています。 香りをキャッチする嗅覚のレセプターが鼻の中にあるのですが、認知症や認知症予備軍の人は、このレセプターの細胞数が少なくなっていくのです。 認知症の人でなくても、60~80代にかけて嗅覚はどんどん低下します。 特に男性は、60代からの低下が激しいので注意が必要です。 ただ、実際に自分の嗅覚が低下していることに気付くのが難しく、気が付いたときにはかなり進行ていたということもよくあります。 香りはものすごく脳に刺激を与えています。 香りを嗅いだ瞬間に、気持ちが変わることがな…