伏見が寒天発祥の地であることはほとんど知られていない。 高札にも「ほぼ確実である」と書かれているくらいである。 地元の有志が作るグループによる「寒天と伏見の酒」と題するセミナーに参加してきた。 講師は、富翁で有名な北川本家で杜氏をしていた松味さんが務めていた。 これは松味さんがお医者さん達と共同で開発した、日本で初めての嚥下障がい者のための日本酒である。 伏見の酒は京都盆地の地下水のお蔭であるとよく言われているが、こんなところに新幹線を通したらお酒だけでなく、豆腐や湯葉、漬物だけでなく、茶道、染色など地元産業への影響は計り知れないと感じた。「千年の愚行」とは、京都仏教会は上手いこと言ったもので…