人の背景を見ようとする癖があります。その人の性別、年齢、仕事柄、役職に関わらず、厚いベールを取り払ったその裏にあるありのままのその人自身の真実を知りたくなります。あるいは、言動の裏にあるモチベーションや真実を知りたくなります。取り繕った言葉やその場の空気や顔色を読んで発せられた言葉から、表情の機微から、その人の真意を読み取りたくなります。 「人間を深く見る」ことができない人が多い。それは戒めも込めて私自身も反省すべき課題です。ルッキズムやステレオタイプで人を判断してしまう、その人自身を見ずに、内奥の本当の姿を見ずに、表層的に人を決めつけてしまうことが多い。現代社会ではそういった浅はかさが蔓延っ…