このブログを御訪問下さり、真に有難うございます。 今日はちょっと思い出したエピソードから、書いてみます。 かつて、某政治家がハイジャック事件で人質の命をまもるために犯人の要求をのむにあたって 「一人の命は地球より重い」 と語りました。 昭和の重大事件で、御記憶にある方もおられると思います。 命を救えるのならいかなる手段も講じるという自分の選択を、世間に肯定してもらうためのデモンストレーションとして比喩的に「地球」という大きなものを使ってしまったのでしょう。 しかし、自らの生命の親でもある「地球」をひきあいに出してまで、自己正当化する必要があったのか、私は違和感を感じてしまいます。 「私は人質の…