介護現場におけるトイレ介助は、ある程度の体力や技術が必要とされ、慣れた人が対応をしなければ思わぬ事故に繋がったり、1通りの動作が終わるまでに長い時間が掛かってしまったりすることがあります。特に、車いすを使用している人や、認知症の人のトイレ介助を担当する場合には、通常よりも事故のリスクが高まるため、日ごろから訓練を欠かさずに行うことが大事です。また、人員に余裕がある施設においては、大柄の利用者のトイレ介助をする場合に、2人以上のスタッフが協力したり、必要に応じて看護師にアドバイスを貰ったりすることも有効です。なお、利用者の心身の負担にも考慮し、できる限り同性のスタッフによるトイレ介助を心がけるの…