以前にも書きましたが、「透念気」という算命学神学にある考え方です。ここにある「倫理自然科学的な方向」という部分が、算命学占いを人間視点からのものにしていると思います。これは算命学だけでなく、ほとんどの中国思想は処世術的な受け止められ方をして、思想としての系譜を作り切れなかったようにも思えます。算命学もしかり。人間を占うという視点を外せないがために、霊魂が隠れてしまったというのはあると思います。だからこそ、理論で終わらない生きた思想として、真理を解くことができるともいえます。理性で神を知ることはできないというのは、仏教でも言われていることで、人間を通さないと、神は見えてきません。 それはそれとし…