さて、人生回収(総括 統合)についてここまで随想してきた私はこう思った。 たいていのネガティブ記憶は「相手のせいにしちゃおう」「あの人がいけなかったんだと解釈しよう」と。私の場合とくに、本音と建前というものを上手に使い分けることができない性質(たち)なので、意外と辛い記憶を数々持っていたりする。 ここは「60歳からのわがままタロットセラピー」である。たとえ過去のネガティブな出来事を全部自分本位に理解してポジティブに捉え直しても、今更それで誰かが困るわけでもない。あの人のせい、あの人が意地悪、邪悪だったんだと批評しちゃう。自分があまりにバカだったのなら、本当にバカだったな、と一瞬恥じ入って忘れる…