🦆 足が長くなって… 「鳥+人。〔説文〕三下に字を(しゆ)に従う形とし「舒鳧(じよふ)、鶩(ぼく)なり」、また鳥部四上に「鶩は舒鳧(あひる)なり」、その次条に「(えい)は鳧の屬なり」として〔詩、大雅、鳧〕「鳧(ふえい)、梁(りやう)に在り」の句を引く。梁は(けい)の誤りであろう。金文の字形は、鳥の後に小さく人を加えており、鳥形霊の観念を示す字かと思われる。〔周礼、考工記、鳧氏〕は鐘を作ることを掌り、周鐘の鼓右の部分に鸞鳳(らんぽう)のような鳥の形がそえられている。それで鐘をまた鳧鐘(ふしよう)という。鐘は神霊を招く楽器である。鳧は〔詩、大雅、鳧〕に「鳧、に在り」とみえるように、おそらく渡り鳥。…