結婚の話で世が揺れた今だからこそ、『秋桜』(山口百恵)は、もう一度噛みしめたい歌です。冬迫る秋の日、陽溜まりに揺れる秋桜の花を通して、嫁ぐ前の娘と母の揺れ動く心情を描いています。 陽溜まりに揺れるコスモス 秋と小春日和 1977年10月1日にリリースされた山口百恵の『秋桜』(コスモス)。私はこの歌で「小春日和」という言葉を知りました。 こんな小春日和の穏やかな日は の歌詞をしばらく気にせずにいましたが、高校時代になって意味を知りました。 小春日和(こはるびより):晩秋から初冬にかけての、暖かく穏やかな晴天。 ( 気象庁|予報用語 季節現象 より) 冬の訪れを感じながら、小さな春を思わせる日。季…