【何で姉妹兄弟はみないのか?同じ子供なのに】「何で自分ばかりが…」そうやって私も家族を恨みながら介護をしていました。でもその時に気づけたことがあったのです。老いてボケて死に逝く親と、笑い合うことも共に考えることも少なくはない、共に生きることのささやかな幸せ。共に泣き、許しあう時間。この場においでよと、姉にも味合わせてあげたいと思ったけれど それは伝わりませんでした。老いと死が怖かったのだと思います。 「私はここに来る事を自ら選んでいるのだ」そう腑に落ちるまでには 随分と時間がかかりました。 そして親の介護を終えた後、大きなギフトを 受け取っている自分に気づく事にもなったのです。