1167年平清盛は武士として日本史上始めて最高権力者の地位「太政大臣従一位」に就任し、これまで天皇・貴族の理論中心の政治から武士の力中心の政治を始めますが、1181年道半ばで倒れ、平家は1185年壇ノ浦の戦いで源氏に敗れ、滅亡します。 勝利した源頼朝は1192年鎌倉幕府を開き、武家政治を確立し、それ以降1868年の明治維新までの670年余り、武家政権が続いていくことになります。 【落日の平家】1178年高倉天皇と后である清盛の娘「徳子(とくし)」の間に皇子が誕生し、平家は将来も栄華が続くと喜びに沸きます。一方、清盛に政治権力を握られ、不満を持つ後白河上皇はじめ貴族たちは平家打倒の陰謀を企みます…