私は仏道に触れ、学びを深める日々。 その中でも“他力”の真理が難しい。 しかし意外なところでヒントはあるもので、 さとうみつろう氏の著書の中に、 「運を良くする」という話が書かれていた。 運を良くしたいという永遠のテーマに一石を投じている。 運を良くしたいと思う人は、 どうにか自身の言動を変える事により その効果を得ようと飽くなき努力をする。 しかし運が良いと感じられるとき、 それは自身の認識・自覚する言動の結果ではなく、 自身の認識・自覚の外で 自身に現実的に益となる 現象が起きた時であろう。 結局、運が良くなった状態は、 自分の努力の外の効果といえる。 言い換えれば運の働く領域は自力の外の…