禁錮1年を言い渡され警察病院特別室に入院する形で服役しているタクシン元首相であるが、2月中の仮釈放の可能性が取り沙汰されていることから、2月12日、市民団体「タイ改革のための学生・市民ネットワーク」のリーダーであるピチット氏など複数人が法務省前に集まり、元首相の早期釈放への反対を表明し、抗議文を読み上げた。 元首相は15年ぶりに帰国した昨年8月22日に首相在任中の汚職などの罪で禁錮8年を言い渡され収監されたものの、すぐに体調不良を訴え23日未明、警察病院に緊急搬送。しばらくして恩赦で禁錮1年に減刑された。 抗議文によれば、タクシン元首相は実際には1日も刑務所で過ごしておらず、名ばかりの受刑者。…