写真家。1957年愛知県名古屋市生まれ 1977年、中部工業大学工業物理科中退。1984年、東京綜合写真専門学校研究科卒業。 1988年、第4回東川町国際写真フェスティバル 新人賞受賞。 1998年、レオボルト・ゴドウィスキ−Jr.カラ−写真賞2席入賞。 著書にいずれもINAX出版からの発行で、「ヨ−ロッパ・トイレ博物誌」(海野弘との共著)、「日本トイレ博物誌」「日本タイル博物誌」(いずれも阿木香との共著)がある。 また、自費出版の写真集に「WASTE」(1995年)。
英文タイトルの「CRYSTAL OF DEBRIS」を見ると「宇宙ゴミ」を発想してしまうのは直近のニュースでも多く取り上げられているからか(笑)。 作品自体は{写真}ではあるものの、技法はイマっぽくデジタル技術を使った加工が施されたもの。 「東京駅」やその周辺、「アサヒビール」のビル、「東京国際フォーラム」等の普段見慣れた光景もトリミングされ、多層に重ねられると、また違った趣に感じるのは面白い。 でも頭の片隅で、以前に似たような情景をどこかで見たなと引っ掛かり、ああそうだ『クリストファー・ノーラン』の〔インセプション〕だったと思い出す。 夢の中で、空と地平の境界が混沌とする情景は全ての画面が構…