展覧会のタイトルは”Nahar-Ranthambhore”。 「Ranthambhore」は地名、「Nahar」は虎の意で宜しいか。 虎は絶滅危惧種との認識で、同地で長期に渡り追う写真家が『山田耕熙』、と。 展示の仕方が凝っている。【ヒルサイドテラスF棟】の横に長いスペースを存分に生かす造り。 暗幕の中に入れば漆黒の世界。写真が展示されている部分だけが、ぼうと明るい。 係りの人は「暫くすると目が慣れます」とは言うものの、年寄りの自分はなかなかそうはいかず。 それでも暗闇に目が馴染みだす段になり、一歩また一歩と足を踏み出す。 なるほど、密林の中を、虎を探し彷徨うイメージの再現なのだな。 が、曲が…