以前京博にて、「大政奉還150年記念 鳥羽伏見の戦い」展を拝見した。 僕にとっては重要な史料が多いが、目的は、 ①幕末の伏見の地図 ②薩摩藩伏見屋敷の平面絵図 の確認。 展示場に入るとすぐ後ろから、宮川禎一上席研究員が立命大の刀女子2名を案内してやって来るのに出会い、展示品の解説を拝聴する機会に恵まれた。 展示品の数は30弱で少ないが、このうち京都城南宮の所蔵品が12を占める。ただ何故か、「薩摩藩伏見屋敷平面図」には城南宮所蔵と明記がない。 ①伏見の地図は、 「瓦版 慶応四歳正月大火」 と、「戦跡実施調査記録」にみることができる。 「瓦版 慶応四歳正月大火」は、残念ながら紙面の大きさの限られた…