ミトコンドリア・イブ(想像図)とその遺伝子の伝播ルート(時間軸) 日本の説話・昔話は、平安末期の「今昔物語」、鎌倉初期の「宇治拾遺物語」が双璧である。日本のみならず、インド、中国にも採話している。これらを含む説話集の多くは古くより日本全国に伝播し、それぞれの地方の固有の生活文化と混淆し、独自の説話・昔話としてそれぞれの地で今に伝えられて来ている。 西欧では紀元前6世紀の「イソップ物語」(アリとキリギリス、ウサギとカメ等)が最も古い。「グリム童話」(ヘンゼルとグレーテル、白雪姫等)は19世紀に採話され脚色が加わっている。同じ19世紀の「アンデルセン童話」(人魚姫、マッチ売りの少女等)は全くの創作…