短歌原文 父ならむ 父を父とも 頼みつつ ありけるものを あはれ吾が子や 伴林光平(ともばやし みつひら) 現代語訳 父らしいことを何もしてやれなかったこの私を、父と頼んでいた我が子の なんてあわれなことよ。 伴林光平とはどんな人? ①「天誅組の変(大和義挙)」 今回の短歌を詠んだ伴林光平(ともばやし みつひら)は幕末の志士でした。があまり知られていない人物かと思います。そこで、まずはこの人物が登場する「天誅組の変(大和義挙)」について説明したいと思います。 そもそも「天誅」は聞いたことがありますよね。天が悪いやつらを誅する(罰する)。という意味ですが、幕末の京都で「てんちゅー!」って志士達が…