録画したまま放ったらかしていた『博奕打ち・総長賭博』を観る。任侠映画の傑作と云われている作品で、リアルタイムで観て以来の再見。 昭和初期、天竜一家の総長・荒川(香川良介)が倒れ、後継問題が俄かに浮上。跡目に推された中井(鶴田浩二)は外様であることを理由に辞退。兄弟分である服役中の松田(若山富三郎)を推します。しかし、叔父貴の仙波(金子信雄)は承知せず、荒川の娘婿・石戸(名和宏)を推挙。仙波は相続を強行し、石戸が二代目に決定。その襲名披露大花会を前にして、松田が出所。弟分の石戸が相続することを知って、松田は激怒。花会を仕切ることになった中井が全国の親分に挨拶まわりしている留守中に、仙波組の代貸・…