アルコール依存症や薬物依存症といった、主に物質への依存症で用いられる用語。精神依存とは、その人に制御困難な欲求が生じている状態のこと。渇望とも呼ばれる。アルコール依存症であれば、飲んだときの気持ち良さが思い出されたり、つらさを紛らわせたいという気持ちがあったりして、お酒が欲しくてしょうがなくなる。身体依存とは、その物質の摂取を減らしたり中止したりしたに離脱症状が生じる状態のこと。離脱症状は物質によってさまざまだが、アルコールの場合、不眠、不安、吐き気などが、覚せい剤であれば眠気や抑うつなどが生じる。物質の依存症は、精神依存と身体依存が合わさった状態と解される。「1分で精神症状が学べる304 松…