今の今まで誤解していた春霞の意味 なんとなくグーグル検索で春霞を検索してみると自分が知っていた意味がいかに狭い範囲のものだったかを知らされました。 私は今の今まで春霞(はるがすみ)の意味を誤解していました。 俳句の季語で使われている “春霞” は「空中のちりやほこり、水滴はどが大気の透過率を下げて、遠くの景色がぼんやりと霞んで見える状態のことをいう」というのが全体像だと思っていたんです。 ところが和歌の世界で “春霞” は「霾(ばい)」や「黄塵(こうじん)」を表す言葉。江戸時代になると「霾る(つちふる)」という意味も加わったそうです。 つまり、和歌が確立した平安時代から春霞は存在し、黄色いホコ…