前回の記事の続きです。 「政治と政治学のあいだ」(大井赤亥著、青土社)からの記述です。 「分かっていたことではあるが、大学というのは、注意深く選別された人たちが集まる極めて特殊なコミュニティである」「しかし、選挙に身を投じた途端、上下左右に爆発的な人づきあいが増える。これまで何の縁もなかった人びと、存在さえ知らなかった職業の人びとと否応なく接触する。好きか嫌いか、インテリかどうかなど構っていられない。選挙というのは、一票を求めて政治家に地域を這いずり回らせる工夫であり、立法府を担う代表に無理やりに人と接触させて、その利害や価値観を把握させる憲法上の要請なのである」 この記述に対する私の感想です…