起きて働く果報者(おきてはたらくかほうもの) 豊かな生活であれば申し分ないが、 たとえ苦しい生活であっても、 病床にあることなく健康で働けるほどの 幸福はないという意味。 26歳の頃、交通事故に遭ってもうすぐ長男が生まれて来ようというときに再起のめどが立たない状況でした。病室の窓から、遠く渋谷の夜景が見えて少し前まで、有難がることもなく自分もあそこを歩いていたのだなぁ、なんて悲しみの沼に嵌りそうになりました。 幸いにも、その後気を取り直してロッキーのテーマが聴こえて来そうなリハビリと見切り発車的な社会復帰で医者も驚くほどの回復を得られました。 いまでも、疲れて嫌になったときなどあのときの暗澹と…