一条真也です。11月3日になりました。「文化の日」です。せっかくなので、文化について考えてみたいと思います。「日本文化」といえば、代表的なものに茶道があります。父が小笠原家茶道古流の会長を務めている関係で、わたしも少しだけ茶道をたしなみます。 茶道といえば、茶器が大切! 茶道といえば、茶器が大切ですね。茶器とは、何よりも「かたち」そのものです。水や茶は形がなく不安定です。それを容れるものが器です。水と茶は「こころ」です。「こころ」も形がなくて不安定ですね。ですから、「かたち」としての器に容れる必要があるのです。先日、「人間国宝」である陶芸家の今泉今右衛門先生とお話ししたときにも、そのことを痛感…