こんにちは、world is aozoraです。 本日は『党生活者』という作品を紹介していきます。 過酷な労働環境で搾取される労働者たちの苦しい実態を描き、プロレタリア文学を代表する作品の一つとして名高い『党生活者』。 作者は、同じくプロレタリア文学の代表作『蟹工船』で知られる小林多喜二氏です。 小林氏は生前、社会主義の実現を目指し、当時非合法だった日本共産党の党員として活動していました。 彼は厳しい弾圧を受けながらも、投獄と釈放を繰り返し、数々の作品を執筆しました。 その中でも、最後に書かれたのが『党生活者』なのです。 彼は『党生活者』の執筆途中で亡くなっているため、この小説は「前編おわり」…