軍閥支配の進む昭和初期のことです。 北洋オホーツクで蟹を獲り缶詰に加工する工場船「博光丸」では、貧しい労働者たちが働いていました。 不衛生な環境、 長時間労働を強制する監督淺川(あさかわ)。 過酷な環境に耐えきれず、 やがて労働者たちは一致団結し、ストライキを起こすのですが…。 「資本と労働」の普遍的テーマを描いたプロレタリア文学の代表作が漫画化されました! 労働者側の立場で、自分たちの人権を自分たちの手でつかもうとするお話です。 現在でいうところの労働組合の考え方の原点を知ることができるような気がしました。 ■思想の違いはあるもの ■知ってはいたものの手を付けづらかった ■映画を見て感じるこ…