今大会若干の隠居感を漂わせていたのは(1)で書いた通り、昨年の選考が自分の積年の想いが全て氷解した感じがあったからでした。そして今年は恐らく、自分がこうあって欲しいなという選考にはならないだろうなと最初から予想をしていました。 選考者側の「期待値」が多分に含まれるのが全日本の代表選考だと常々感じています。それが一部の選手、チームに偏る。「将来性」という曖昧なキーワードで。類義語で「実績」もあります。若手と呼ばれる層は「将来性」、20歳を超えてくると「実績」男子、女子、アイスダンスの選考のうち、アイスダンスが象徴的かな。小松原組は今季、東西選手権で若手チームの後陣を配して、全日本も総合での1位。…