ウツロヰの神は、捉えどころの難しい神さまです。 ホツマに登場する神々は、そのほとんどが「人格神」であり、生前は「○△守」「○△主」という意味の「カミ」として地方や役職を司る方々でした。つまり、元は生身の人間です。逝去した後も、偉大なる貢献をした「○△神」として祀られるという存在です。 しかし、「自然神」として天地の威力を象徴する神々や、一種の「霊格神」として時間や空間、あるいは健康や幸福を象徴する神々も認識されていました。 「やまさかみ/八将神」は、人間生活において主要に影響を及ぼす八つの「自然神・霊格神」を総称したものです。 1.ウツロヰ (空) 2.シナトベ (風) 3.カグツチ (火) …