自動輸送カートを走らせる自動物流道路のイメージ 政府が高速道路などを利用して荷物を自動運搬する「自動物流道路」の導入を検討している。今後10年で実現を目指す方針という。岸田文雄首相は夏までに想定ルートを選定するよう指示した。 自動物流道路は自動輸送カートによって荷物を自動運搬する物流の専用レーンだ。運転手が不要なうえ、トラックの減少で高速道路の渋滞が緩和されれば、二酸化炭素の排出削減にもつながる。 トラック運転手の残業規制強化に伴い、荷物を運べなくなる物流危機が懸念されており、抜本的対策の一つとして整備を進めたい。 国土交通省が有識者検討会で2月から技術的な課題などについて議論している。高速道…