乃木像の空突きぬける冬木かな のぎぞうの そらつきぬける ふゆぎかな 道春 俳句の世界がしっくりきます。 祖父の見た乃木像は、下関の乃木神社にあるものでしょう。 神社に祀られるとは、一体どんな人なのでしょうか。 乃木希典(のぎまれすけ)は、江戸時代1849年12月25日に生まれます。幼名は、無人(なきと)といい、泣き虫だっため、泣き人と揶揄されたようです。元服して、源三(げんぞう)、明治に入ってまれすけと名前を変えました。 長府藩に所属している父をもち、参勤交代する藩主を江戸で補佐する役だったので、彼も10歳まで江戸で育ちます。 お父さんは、藩主の相続争いに巻き込まれ、11歳のとき、父に連れら…