東京都港区南麻布4丁目5-61の廣尾稲荷神社(訪問日:2025年4月3日)神社の背後、玉垣の末端に道路に面したお堂が建立されています。扁額にある通り、これは「出世庚申」と呼ばれるもので、堂内に3基の青面金剛像庚申塔と三猿を刻んだ手水鉢が納められています。 『戌子書上(戊子書上?)』という史料に描かれた当社の境内図によると、もともとは社殿と並び西側に向かって境内に建てられていたそうです(『港区の文化財第13集』39頁参照)。 扁額。かなり痛んでいますが「出世庚申」という墨書が僅かに残されています。 また、この庚申塔群は港区の有形文化財に指定されています。 解説板 港区指定有形文化財 歴史資料 広…