恐怖に終始する急性期もあれば、夢幻様体験が現れる場合もあります。また急性期の記憶には後から聞けばけっこう欠落があります。意識障害がないといわれますが、ほんとうのところはよくわからないのです。ものみなが非常に美しくみえることも、すべてが夢の中のようであることも、宙づりになったような感じも、「すべてがさかさま、あべこべになっている」と直観することもあります。世界が一望のもとに収まったという感じも、あらゆるものがいっせいに叫び出すという感じもあります。過去も未来も一またぎでその涯まで行けるという感じもあります。一瞬が永遠に、長い時間が一瞬に感じられもします。うっかり動いては危ないと直観することも、逆…