東京駅でてっちゃん夫妻に別れを告げ、一路大阪へ。新幹線の中でもずっと 「私は聖なる神の子です。」と唱え続けていた。 エスカレーターの右側立ち、豹柄のおばちゃん、そして、テレビにはハイヒール・リンゴと円広志。電車で立っているよぼよぼのおばあさんに代わり、「ちょっと兄ちゃん、おばあさんに席譲ってあげえや! ここ、優先座席やで!」と、大声で若者に物申すおばちゃん集団、など…。ああ、大阪に戻ったのだな、と実感する。 実家では、ちょっと不思議なことが起こった。80歳になる父には軽度の認知症があり、今年の6月に帰省したときには、財布から母が金を盗んで行く、と騒いだり、トイレの窓から向かいの奥さんが覗いてい…