▼今日は、外山義という方のことばが紹介されていました。高齢者施設に関する著書の一節だったようです。 「サービスが提供されても……与えあう関係をふたたび手に入れることができなければ、その人は、花瓶に生けられた切り花である。」 ▼小さな庭で咲いているバラの花を切って、玄関やリビングに置いている者としては、とても残念なことばでした。なぜ、切り花には価値がないのでしょうか? ▼野に咲く花も、庭で咲く花も、花瓶に生けられた花も、本質的には何も変わらないと思います。人間は、花と暮らしてきました。野でも、庭でも、室内でも、花を愛でてきたのです。私は一輪挿しに飾っているだけですが、花と暮らすという気持ちがなけ…