「一首鑑賞」の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com 174.殺したき男ぐらぐら煮てゆけば口あけて貝のごとき舌見ゆ (加藤英彦) 砂子屋書房「一首鑑賞」で黒瀬珂瀾が取り上げていました。 sunagoya.com この歌、最初作者名を知らず、恋愛の歌だと思ってリンク先を見たら作者は男性でした。まあだからと言って恋愛の歌ではないと言い切ることはできませんが、そもそも最初から恋愛に限定せずに読むべきだったなと反省しました。 現実に貝を茹でていて、ある一点でぱかっと口を開けて中身が晒されるとき、変な話ですけど、「あ、よかった、食べても大丈夫な貝だ」って思ってほっとする気持ちがどこ…