老いとの闘い 私が白髪染めを使うようになったのは、三十代後半の頃でした。それから数年の間白髪染めのお世話になりましたが、しばらく毛染めを怠っていたある日、生え際の白髪の量が増えていることに気づいて、我ながら驚いてしまいました。おそらく、会社の同僚はそのことを知っていても気が付かないふりをしてくれていたのだろうと思います。 白髪に限らず、三十代から四十代にかけては、“老いとの闘い”と言うと大袈裟かもしれませんが、私は随分と無駄な抵抗を繰り返していたような気がします。小じわに老眼、中性脂肪に尿酸値と次から次に押し寄せる老化現象の兆候に悪戦苦闘していました。 もっとも、中性脂肪や尿酸値は食生活が原因…