1月22日、「連合」・芳野会長と経団連・十倉会長が、2025春闘に向けて労使トップ会談を行いました。 マスコミは、口を合わせたように、「賃上げ拡大」「労使一致」と報じました。会談の特徴は、労使が協調して賃金の底上げを図る姿勢を示した、ということです。 会談後、「連合」・芳野会長は、「労使で考え方は同じ方向を向いている」と発言しました。「同じ方向を向いている」とは、「賃上げ実現に向け価格転嫁や適正価格の推進、健全な労使関係の重要性を共有した」、ということです。 なるほど、「連合」指導部と経団連とは、「同じ方向を向いている」と言えます。「連合」会長は、物価上昇分を上回る賃上げを実現するために、原材…