この記事は、以下の「花巻 銀河と小屋の旅(3)(宮沢賢治記念館)」の続きである。 ekiin.hatenablog.com ◆ 小高い丘の上に建つ宮沢賢治記念館。 つづらおれの下りの坂をてくてく歩いて、バス通りまで、ススキの群れをすり抜けながら降りる。実りの秋が頬に優しく風となって吹き付ける。 晩秋の花巻は・・・暖かいところだ。 このバス停から、岩手県バスで、釜石線の「花巻」駅へと向かった。 晩年の高村光太郎(詩人・彫刻家)が住んだ、山の小屋(「高村山荘」)に行くためである。 宮沢賢治にはなじみのなかったわたしだが、高村光太郎はもともと好きで、詩集もいくつか持っている。 高村の詩はとにかく「わ…