序文・将軍お墨付き 堀口尚次 戸田光直〈明暦3年 - 享保元年〉は、江戸時代中期の旗本。北方戸田家初代。 美濃加納藩初代藩主・松平光重の三男。2代藩主松平光永の弟。正室は交代寄合・横田溝口家の溝口宣就の娘。子に戸田光言がいる。幼名は千代松、通称は孫七郎、内蔵助。初名は光賢。寛文8年、兄の光永が家督を相続した際、兄の光正〈文殊戸田家〉と共に同国本巣郡・席田郡5,000石を分(ぶん)知(ち)るされた。同年10月11日、将軍・徳川家綱に拝謁し、寄合に列した。元禄3年に定(じょう)火消(びけし)となるが、元禄14年に懈怠(かいたい)により小普請に降格となった。享保元年没、享年60。小石川の祥雲寺に葬ら…