国連安全保障理事会は28日、北朝鮮に対する制裁の履行状況を監視してきた「専門家パネル」の任期を1年延長する決議案を否決した。日米など13カ国が賛成したが、常任理事国で北朝鮮との関係を深めるロシアが拒否権を行使。中国は棄権した。約14年続いたパネルの監視が止まることになり、北朝鮮が核やミサイルの開発などを加速させることが懸念される。(朝日新聞) 3月7日付けで専門家パネルの最終報告が安保理に提出された。パネルが消滅するのでこれが最後の報告となる。615頁にぎっしり書かれた詳細な調査結果の報告だ。 専門家パネルの報告書 はじめの「要約」では、北朝鮮が国連の制裁逃れや違法な経済活動で大量の資金を得、…