『ドライブ・マイ・カー』がアカデミー賞国際長編映画賞を受賞したとのニュース。 夕方の時間が空いたので、つれあいに予約を頼んだ。明日からは混んで観られないだろうと急いだのだが、ぎりぎり最後の2席が取れた。 長い映画なのだが、不思議な緊張感に縛られて観続けると最後はどっと解放されてさわやかに終わった。主人公が演出するチェーホフの『ワーニャ伯父さん』の劇が大事な意味をもつ構成がすばらしい。この見事さが原作からくるのか、映画の脚本、ディレクションなのか知りたくなり、帰りに本屋で「ドライブ・マイ・カー」をおさめた村上春樹『女のいない男たち』を購入。さすがにその本が大量に置いてあった。 『ワーニャ伯父さん…