2月1日(水)~28日(火)が「第四回」の会期で、どうやら本展が今年度の掉尾となるよう。 この後は以前の様に長期休館となってしまうのだろうか。そうであっても、できるだけ早く再開して欲しいもの。 今回おわすのは”十一面観音坐像(脇仏)冷水寺(長浜市高月町宇根)蔵” 写真にある光背は外されている。 ふくよかで柔らかなお顔。衣の流れも涼やかで、しなやかな指先まで神経が行き届いた表現。 さほどの大きさはないものの、美しいお姿に見惚れてしまう。
第二期の会期は8月2日(火)~31日(水)。 展示されているのは「十一面観音坐像」を中心に計五体で何れも小さな像。 件の像だけは、他の四体よりも大きく造られてはいるものの、それでも30㎝ほどの高さか。 慈愛と凛々しさが併存するお顔は惚れ惚れとする美しさ。 裏へ回れば社名と神名も記されており、それも当該所での一つの醍醐味。 仏像の後ろ姿を拝見できる機会など、そうは無いから。