瀬戸の過去の水害を調べていて、瀬戸川・矢田川が下流で本流の庄内川との合流点は何度も大水害が起きていた。最近では有名な東海豪雨がある。春日井の勝川の昔話に『十五の森』という悲しい話が残っている。 昔この辺りは一帯は、庄内川の水域で湿田が多く雨期になると毎年のように堤防が決壊し、多くの被害を出していました。 今からおよそ500年前の明応3年(1494年)のこと。出水期を迎えた村人たちが氏神の境内で相談していた時、一人の占い師が通りかかったので助けを乞うと、占い師は「水神に15歳の少女を生けにえとして捧げれば水神の怒りはおさまる」と説きました。そこで村人がくじを引いたところ、時の庄屋に当たり、親子は…