昭和-平成-令和と、半世紀以上を生きてきました。 高校、大学生のころまでは、携帯電話など持てる人は特別な人だけでした。 友達との連絡も家の固定電話しかなく、親の目を盗んで長電話をしていたことを思い出します。 「一旦外にでれば誰とも繋がれない状況」となり、今の人には信じられないような不便さと隣り合わせの毎日でした。 30代になって初めて携帯電話を持てたことで生活は大きく変わったのですが、それ以上の衝撃は、インターネットからの情報が得られるようになったことによるものでした。 それまで情報格差は大きなものでした。一般庶民の子供にとって、生まれ育った家庭間での「親の情報網の格差」を埋めるためには、図書…