スクウェア(現スクウェア・エニックス)より1992年12月19日に発売されたスーパーファミコン用シミュレーションRPG(リアルタイムストラテジー)。
1988年に発売された『半熟英雄』の続編。シナリオディレクターを時田貴司、音楽をすぎやまこういちが担当している。
主人公はアルマムーン国の若き国王で先の戦争の英雄だが、平和ボケで一国の当主にあるまじき堕落ぶり。そこへ“黒きたまご”を持つ完熟なるものたちの魔の手が忍び寄る、というストーリー。
前作からグラフィック、ゲームシステムはパワーアップしている。前作同様にリアルタイムでゲームが進行し、自軍の将軍たちを動かして敵軍と戦い、敵の城を制圧していく。すべての城を占領し、敵拠点に陣取るボスを倒せばその章のクリアとなる。バトルは、必殺の切り札のほか、将軍の持つ卵からエッグモンスターと呼ばれる怪物を召喚し戦わせることができる。敵対する「完熟なるもの」を相手にストーリー性が加わり、ギャグ・パロディ要素が前面に押し出されているのも特徴。
2002年2月14日にはワンダースワンカラー版が発売された。新たなエッグモンスターが追加されている。
続編に『半熟英雄 対 3D』『エッグモンスターHERO』『半熟英雄4 〜7人の半熟英雄〜』がある。