読了しました。 16世紀以降のスペインや英国の探検家が無限の富を求め、探し回ったエルドラド。その実際の場所と歴史のイメージを手軽にクリアにしてくれる1冊でした。 前半は歴史的資料から集積した、現実でのエルドラドを明確にし、後半はちょっとふわふわしてきてコナン・ドイルの失われた世界の要約や1970年代に流行った脱獄映画パピヨンの記述が多くてちょっと戸惑いましたが 全部読み終わってみると、著者の書きだしたかった現実にあった「エルドラド」は何か?というのが伝わる1冊でした。 黄金郷(エルドラド)伝説 スペインとイギリスの探険帝国主義 (中公新書) Kindle版 16世紀には黄金都市を求めてさまよっ…