リスト::美術館 1979年に開館した私立の現代美術館。もとは原家の私邸であり、美術館の名前もそこに由来する。 開館当初から、刊行物の全てを日英両文により発行しており、規模は小さいながらも国際的に評価が高い。現代美術、建築、ダンス、デザインなどを紹介している。 伊香保に別館ハラミュージアムアークがある。 ジャン=ピエール・レイノーの「ゼロの空間」や森村泰昌「輪舞」などのインスタレーションは常時見ることができる。 あと、お庭が広くてきれいでカフェも落ち着く。
「質・量」原美術館コレクション展。1997.6.7~7.13。原美術館。 1997年6月18日。 河原温のデイトペインティング。 「83・JUN・18」。 ちょうど日付けが、今日といっしょだった。 いつも落ち着いていて、自分のもののように見る事ができる。でも、コレクション展は、あ、前も見たな、というのが少しでてきた。驚きは、当然のように減る。 なじみとマンネリの妙なバランス。 でも、まだ退屈まではいかない。 (1997年の時の記録です)。 amzn.to www.amazon.co.jp
「周鉄海―偽薬・スイス」。2000.10.24~2001.1.28。原美術館。 2001年1月17日。 ロールスクリーンがボタンで動き、絵が広がる。解説を読むと、美術界の汚さみたいなものも考えるようなことが書いてある。でも、きれいな世界ってあるんだろうか。そう考えると素朴な力があるのかもしれない。 まだ30代。上海を拠点にしたアーティスト。最近、作家でも自分より年下が多くなってきて、比べても仕方がないのに、時々、暗くなる。 (2001年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。 www.amazon.co.jp
「ドイツビデオアートの30年」。1997.3.15~5.18。原美術館。 1997年5月17日。 原美術館は平日に行くのが多いせいもあって、人が少ないイメージしかなかったが、最終日の前日の土曜日のためか、人がたくさんいた。ドイツビデオアートの30年。というタイトル。 横たわって上の方を見ていると、ごく短い瞬間にいくつもの映像が走っていく作品を見るために、展覧会で初めて並んだ。正直、並ぶほどの価値があったかどうか際どいところだと思う、ひねりが少し少ない感じがしたからだ。タイトルが処刑台。それでも、それに、ふさわしい映像が見えたと思う。 植物の根が入っているような大きな試験管がならんでいるような作…
20210711追記 瑛人さんがつい先日更新されたYouTubeで「風の時代」とおっしゃってました。偶然ですがうれしい😆 風の時代ということで、これから全国を掃除と歌で旅するそうです。間近で聴けたら泣いてしまいそう。。--- 以前「香水の歌詞は何を言いたいのか分からない」という意見を見かけて、個人的にはちょっと意外に思った。この歌は一語一句全部「言いたいこと」でできた歌だと思うから。そして、これこそが(瑛人さんの太陽星座でもある)双子座の素晴らしさであるとも思う。まあ、今や日本の人口以上に再生されている歌なので、受け取り方は無数にあるのだろう。双子座の素晴らしさは、迷いながらも踏みしめた一足一…
原美術館が閉館した。1/11日のことだった。思い入れのある美術館が閉まるので、つい感傷的になってしまう。原美術館閉館の日、僕は『TWO - in transit Hara Museum』という映画を見ていた。40分ほどのごく短いもので、館内でパフォーマンスを行う森山未来と向井山朋子を撮影したものだ。レイノーや宮島達男の作品が設置される空間で身体を動かす森山未来の身体のしなやかさに目を見張る。原美術館は作品と建築が密接に呼応し、フィクションを立ち上げるための良質な舞台空間だ。曲線を描く廊下や、サンルームから見える中庭を舐めるようにカメラが走る。イチョウの葉が舞う様子や夜の原美術館には幻想的な趣を…
向井山朋子 x レニエ・ファン・ブルムレン x 森山未來 による音楽短編映画 今日幕を閉じた品川の原美術館。 レニエ・ファン・ブルムレンの美しい映像とともに消えてしまうのか?いいえ向井山明子さんが奏でる豊かなピアノの旋律、木々と風の音、光と影とともに記憶に残るはず。私も森山未來くんと”パラレルワールドの住人”になりました。配信は今日まではのでまだ間に合います。72時間試聴できます。 https://vimeo.com/ondemand/twointransitharamuseum 「【最終日】向井山朋子 x レニエ・ファン・ブルムレン x 森山未來 による音楽短編映画「TWO - in tra…
原美術館、40年あまりの歴史を閉じるまで。別れのための最後の展示は「この瞬間しか味わえないもの」だった。 | HuffPost Life 「原美術館が閉館する。最後の展示がなぜ「光ー呼吸 時をすくう5人」だったのか。それは、原美術館そのものを体現するものだった。」(ハフポスト日本版・井上未雪さん) https://www.huffingtonpost.jp/entry/news_jp_5ff71f54c5b6ea7351c8f223 「原美術館の閉館の大きな理由は、約80年たった建物の老朽化だという。エレベーターはなく、階段のてすりも低く、ユニバーサルデザインやバリアフリーには対応できていない…
「君の寝返り音聞きながら 今朝は両目の目玉焼き」 冷蔵庫に卵一個しかなかった。買ってこないと… 仕事始め。3日行けばまた連休😃 今日は焼きキャベツとエリンギのスープ。最後にレモン汁🍋 舞台は閉館直前の原美術館。向井山朋子とレニエ・ファン・ブルムレンによる音楽短編映画が配信開始されています。 TWO - in transit Hara Museum by Tomoko Mukaiyama + Reinier van Brummelen 「TWO – in transit Hara Museum」は、ピアニスト・美術家として世界中で活動する向井山朋子と、オランダを代表するシネマトグラファー、レニエ…
どうやら私はこの先、原美術館に行くことのないまま原美術館とお別れするっぽい。 勘違いをして2019年いっぱいで原美術館が閉館すると思い込んでいた私だけれど、 それは勘違いで、ならまだ時間はまだまだあるなとたかをくくっていた昨年末。 年が明けて、森村さんの展示行きたいなーと思ったときにはすでにコロナ禍真っただ中。 緊急事態宣言が明け、各美術館が入場制限をして展覧会を再開していたのは知っていた。 実際、友人が他の美術館を利用したという話も聞いていた。 こういうときに限ってそれぞれの美術館では私が惹かれる展示ばかりを開催しているが、 原美術館には展示の内容を問わず、行かなければならない理由があった。…
おつかれさまです。 建物の老朽化に伴い、2020年末で閉館を予定していた原美術館。 新型コロナウイルスの影響による臨時休館のため展覧会スケジュールを一部変更。 それに伴い、当初2020年末に予定されていた閉館は、会期終了日の1月11日に。 入館は完全予約制。 12月26日(土)~ 1月11日(月)入場分は、本日12月14日(月)午前10時予約開始! www.haramuseum.or.jp 建築としても高い評価を受けているモダニズム建築の美術館。 こんなに素敵な美術館が、もうすぐ閉館してしまうなんて…。 展示されている作品だけじゃなく、美術館の造り、そのものが素敵。 「美術鑑賞」の敷居の高さを…
森村泰昌:ワタシの迷宮劇場 ■2022年3月12日〜6月5日 ■京都市京セラ美術館 東山キューブ まさにタイトル通り、「迷宮」と「劇場」から成り立っている展覧会です。 会場入り口付近に森村泰昌自身が鑑賞者に宛てたメッセージが掲載されています。 「M式写真回廊」と名付けられた展示空間について、森村はこんなふうに優しく語りかけています。 「これまで撮りためた823枚のセルフポートレート写真( 通称ポラロイド写真 )が並ぶ迷路を、知らない街の路地を散歩するように巡っていただきます。道順は指定されておりませんので、自由に歩き回ってみてください。」と。 しかし、この「アドバイス」が、次第にある種の「罠」…
高崎市美術館で「あの風景を探しに美術館へ~ヨーロッパ・アメリカ・アジア…絵画旅日和~」展を観る。どんな展覧会か把握していなかったのですが、東京造形大学の卒業生の衣真一郎さんが出品していると聞いていたので朝イチで鑑賞したのでした。風景をテーマとした高崎市美術館の所蔵品でした。 並んでいるのはウェブサイトの告知文からコピペすると藤田嗣治、香月泰男、木村忠太、パブロ・ピカソ、中村節也、山口薫、田中朝庸、磯辺行久、安井曾太郎、前川千帆の作品。いわゆる巨匠画家は小さめの作品だったり版画だったりするので企画としてはギリギリ成り立つかどうか…といった感触ですが、磯辺行久の版画作品等、珍しい作品もありました。…
はてなブログ 今週のお題「わたしの部屋」 // おこがましく聞こえるとわかっていてあえて言うが、どこかの土地で宿泊するのに旅館やホテルを選んだとき、自分が滞在する部屋はつまり「私の部屋」……と表現することができる。もちろん、私に割り当てられた部屋、という意味の範囲内でだけれど。 そういった部屋で過ごす行為には、すべてを好きなようにできる自宅にいるときとはまた違った種類の、自由と楽しみとが伴う。 通常の旅行の際も、必要に迫られて逗留する際も、私はそれらを享受する。 先日泊まってみたのは横浜、道路を挟んだ先に山下公園と氷川丸を望む、ホテルニューグランド。陽が落ちると白く輝く HOTEL NEW G…
~読者の便り~ FUJI日本様、 お元気でいらっしゃいますか。機関誌ありがとうございます。 今回の2 2、2 3号はいつにもまして早く読みたかったので、本を見ると、 その場で読み始めてしまいました。編集部の勇気を失わない態度、又読者 の方の感情に流されない感想に、さすが・・・・・と手を叩いています。 感情的になってしまった私は「セ厶ヤーゼ学校」の落第生だなあと反省し ています。 今回の「出版妨害」のアンケートを頂くまで、私は機関誌を読むこと、呼 吸瞑想をすること等で安心していたように思います。ですから実践を強く 奨めて下さっている編集部の言葉も、言葉の上で安心しているようなとこ ろがありました…
2021年以降に鑑賞した美術館の企画展、コレクション展等を記録しています。随時更新。 【2022】・1/8 ミニマル/コンセプチュアル@DIC川村記念美術館・1/8 戸谷成雄 森―湖 再生と記憶@市原湖畔美術館・1/16 柚木沙弥郎 life-LIFE展@PLAY! MUSEUM・2/13 クリスチャン・マークレー、Viva Video! 久保田成子展@東京都現代美術館・3/5 ミケル・バルセロ展@東京オペラシティアートギャラリー・3/11 ぎこちない会話への対応策―第三波フェミニズムの視点で、フェミニズムズ/FEMINISMS、コレクション展2 BLUE@金沢21世紀美術館・3/12 第45…
京都の清水寺で、横たわって幼児の声で呟く巨大こけし、スタイリッシュでメタリックな近未来的巨大狛犬! スーツ姿のおじさんが無限に9カウントと海水息止めを繰り返す! 絵画!彫刻!猫!心臓!遅延する風景! 祭りだ!京都だ!そしてアートだ!わああ。 【会期】R4.3/5~3/13
www.haramuseum.or.jp 2015年8月15日。 ただの落書きみたいなものが、アーティストが描くから過大評価されているだけではないか、などと思って、気持ちが敬遠していたのだけど、何かの雑誌で原美術館を使った写真を見て、その作品がよくて、見たいと思った。 妻と一緒に行ったら、特に最初の部屋は、密度があまり高くない絵に見えて、そのことが、妻にはピンと来なくて、と言っていたが、2階に行き、質感も色もバラエティーが増えて来たら、それで何となく響いたようだった。 1950年代という、ミニマルな作品や、その後のポップアートとか、自分の手作業として絵を描く、ということが軽視されているというか…
おつかれさまです。 家電量販店、焼肉屋、商業施設、ダンススクール、予備校、ラブホ… ちょっとカオスな街、川崎。 今日は、京急川崎駅へ、あるものを見納めにやって来ました。 それは、 駅のホームにある “パタパタ”。 正式名称:フラップ式列車発車案内表示装置 「フラップ式列車発車案内表示装置」は、列車の時刻や行き先などが回転して切り替わる装置。 LED表示が当たり前の時代に、こんなレトロなものが残っていたんですね。 1986年に京急川崎駅に初めて導入された「フラップ式列車発車案内表示装置」は、多い時で、10駅で使われていましたが、順次LED表示への転換が進み、現在、使われているのは京急川崎駅だけ!…
関東には、数多くの美術館があり、 田舎出身の私は感動しました。 しかし、ほとんど行ったことのない人や、 「ゴッホ展だけ行った」のようなメジャーなものだけ行ったという声をよくききます。 もったいない!! 映画館、水族館、動物園、美術館っていう並びで気軽に行ってほしいと思っています。 でも、今まで足を運ぶきっかけがなかった人からすると、 結構敷居が高く感じますよね? 「知識がないといけないのかな?」 「喋っちゃいけないのかな?」なんて不安もあるかも。 私は、美術館に行き始めて10年ほどですが、 そんなに深く気にすることはないと思っています! もっと気軽に行って欲しいという思いを込めてかきました。 …
せいのもとで Lifescape 。2014.9.5~10.12。資生堂ギャラリー。 2014年10月9日。 タイトルが分からない。須田悦弘。キュレーションも担当しているらしく、だから、このタイトルも須田が考えたものなのだろうと思うし、これも含めて今回の展覧会の一部、当然だけど、だと思うが、説明的だったり、キャッチーだったりするよりも、立ち止まらせる、という事なのかもしれない、などとも思ったりもする。 チラシには、資生堂の「万物資生」の世界観を展覧会を通じて表現する、という試みと書いてあった。すべてのものは大地の恵みから生まれる。という事を表現する、という事なのだろう。 せいのもとで。というの…
『妄想美術館』原田マハヤマザキマリSB新書2022年1月15日 初版第1刷発行 ヤマザキマリさんと原田マハさんの本。なんて、魅力的な組み合わせ!2人で美術館を妄想しようという一冊。すぐに読みたくて、配送も待てず、本屋さんに買いに行った。 これは、Kindleではなく、紙の本購入で正解。新書だけど、質の良い紙に、カラーの写真入り。900円(税抜き)は、安い! 帯には”絵画の見方が180度変わる!ルネサンス、印象派、現代アート、、、偏愛たっぷりに選び抜いた新感覚アートガイドマハ&マリが案内する芸術家の魂が集う幻惑の館で名画のおしゃべりを聞いてみませんか?” 裏表紙には、”あらゆる時代の名画が一堂に…
今年は肖像写真家、吉川富三先生の生誕120周年記念の大佳節。全くもって嬉しい限り、そして大感激です。私にとっては、東京厚生年金会館の写真室でお世話になりました、時の大先輩であり、写真史を舞台に寿を彩る、尊敬すべき一筋の眼差しでもあります。 写真の大切なテーマの一つに、人間性の追求があります。例えば「その場に居合わせたら、あなたならどうする?」といった、時に写真は完結した作家のメッセージであり、ワンフレーズ、ワンクローズという表現を通して、見る側にある種の連帯感を使役する、思考の道具であるからなのです。「何かの時には手を貸して貰えないか?」といった、バイスタンダーを協力者に加えてしまうような話の…
2021年は、正規採用で定職に就き、実家を出て神奈川でひとり暮らしを始めた。振り返ってみると、2017年に大学を卒業してフリーターになり、アルバイト先で恋をして周回遅れの青春みたいな1年を過ごしてみたり、2018年には色々あって移った新しい職場が肌に合わず苦しんだり、2019年には恋人に振られて15㎏ダイエットしたり、2020年にはコロナ禍で就職活動をしたり、ここ5年間は何かと変化の多い年月だった。4月から勤めはじめた職場は肌に合っていて、この先も頑張っていけそうだと思っている。ひとり暮らしも自分のルールと計画を淡々と遂行できるリズムが快適で、車で2時間もかからず帰れる実家との距離感も含めて気…
品川の原美術館が閉館し 新たに群馬渋川にARCとして開館しました。 今は北関東にいるので 車で伺いました 牧場が隣接しており せせこましい都心とは違う魅力がありました 春ごろ緑がきれいなころ、また伺いたいと思います。 設計はあの磯崎新氏です www.youtube.com