リスト::美術館 1979年に開館した私立の現代美術館。もとは原家の私邸であり、美術館の名前もそこに由来する。 開館当初から、刊行物の全てを日英両文により発行しており、規模は小さいながらも国際的に評価が高い。現代美術、建築、ダンス、デザインなどを紹介している。 伊香保に別館ハラミュージアムアークがある。 ジャン=ピエール・レイノーの「ゼロの空間」や森村泰昌「輪舞」などのインスタレーションは常時見ることができる。 あと、お庭が広くてきれいでカフェも落ち着く。
*基本データ 場所:原美術館ARC 行った日:2022/5 美術館URL⇒Hara Museum Web | 原美術館 ARC 品川にあった原美術館が統合されました。 奈良美智「My Drawing Room」2004/2021年 草間彌生「ミラールーム(かぼちゃ)」1991/1992 年森村泰昌「輪舞(双子)」1994/2021年 も移設されていました。 ジャン=ミシェル オトニエル《Kokoro》2009年 設計は、北九州市立美術館や群馬県立近代美術館を設計した 磯崎新氏。 こんな感じの建物です。 鈴木康広《日本列島のベンチ》2014/2021年(すわれません) 宮脇愛子《うつろひ’89 …
「質・量」原美術館コレクション展。1997.6.7~7.13。原美術館。 1997年6月18日。 河原温のデイトペインティング。 「83・JUN・18」。 ちょうど日付けが、今日といっしょだった。 いつも落ち着いていて、自分のもののように見る事ができる。でも、コレクション展は、あ、前も見たな、というのが少しでてきた。驚きは、当然のように減る。 なじみとマンネリの妙なバランス。 でも、まだ退屈まではいかない。 (1997年の時の記録です)。 amzn.to www.amazon.co.jp
「周鉄海―偽薬・スイス」。2000.10.24~2001.1.28。原美術館。 2001年1月17日。 ロールスクリーンがボタンで動き、絵が広がる。解説を読むと、美術界の汚さみたいなものも考えるようなことが書いてある。でも、きれいな世界ってあるんだろうか。そう考えると素朴な力があるのかもしれない。 まだ30代。上海を拠点にしたアーティスト。最近、作家でも自分より年下が多くなってきて、比べても仕方がないのに、時々、暗くなる。 (2001年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。 www.amazon.co.jp
「ドイツビデオアートの30年」。1997.3.15~5.18。原美術館。 1997年5月17日。 原美術館は平日に行くのが多いせいもあって、人が少ないイメージしかなかったが、最終日の前日の土曜日のためか、人がたくさんいた。ドイツビデオアートの30年。というタイトル。 横たわって上の方を見ていると、ごく短い瞬間にいくつもの映像が走っていく作品を見るために、展覧会で初めて並んだ。正直、並ぶほどの価値があったかどうか際どいところだと思う、ひねりが少し少ない感じがしたからだ。タイトルが処刑台。それでも、それに、ふさわしい映像が見えたと思う。 植物の根が入っているような大きな試験管がならんでいるような作…
20210711追記 瑛人さんがつい先日更新されたYouTubeで「風の時代」とおっしゃってました。偶然ですがうれしい😆 風の時代ということで、これから全国を掃除と歌で旅するそうです。間近で聴けたら泣いてしまいそう。。--- 以前「香水の歌詞は何を言いたいのか分からない」という意見を見かけて、個人的にはちょっと意外に思った。この歌は一語一句全部「言いたいこと」でできた歌だと思うから。そして、これこそが(瑛人さんの太陽星座でもある)双子座の素晴らしさであるとも思う。まあ、今や日本の人口以上に再生されている歌なので、受け取り方は無数にあるのだろう。双子座の素晴らしさは、迷いながらも踏みしめた一足一…
原美術館が閉館した。1/11日のことだった。思い入れのある美術館が閉まるので、つい感傷的になってしまう。原美術館閉館の日、僕は『TWO - in transit Hara Museum』という映画を見ていた。40分ほどのごく短いもので、館内でパフォーマンスを行う森山未来と向井山朋子を撮影したものだ。レイノーや宮島達男の作品が設置される空間で身体を動かす森山未来の身体のしなやかさに目を見張る。原美術館は作品と建築が密接に呼応し、フィクションを立ち上げるための良質な舞台空間だ。曲線を描く廊下や、サンルームから見える中庭を舐めるようにカメラが走る。イチョウの葉が舞う様子や夜の原美術館には幻想的な趣を…
向井山朋子 x レニエ・ファン・ブルムレン x 森山未來 による音楽短編映画 今日幕を閉じた品川の原美術館。 レニエ・ファン・ブルムレンの美しい映像とともに消えてしまうのか?いいえ向井山明子さんが奏でる豊かなピアノの旋律、木々と風の音、光と影とともに記憶に残るはず。私も森山未來くんと”パラレルワールドの住人”になりました。配信は今日まではのでまだ間に合います。72時間試聴できます。 https://vimeo.com/ondemand/twointransitharamuseum 「【最終日】向井山朋子 x レニエ・ファン・ブルムレン x 森山未來 による音楽短編映画「TWO - in tra…
原美術館、40年あまりの歴史を閉じるまで。別れのための最後の展示は「この瞬間しか味わえないもの」だった。 | HuffPost Life 「原美術館が閉館する。最後の展示がなぜ「光ー呼吸 時をすくう5人」だったのか。それは、原美術館そのものを体現するものだった。」(ハフポスト日本版・井上未雪さん) https://www.huffingtonpost.jp/entry/news_jp_5ff71f54c5b6ea7351c8f223 「原美術館の閉館の大きな理由は、約80年たった建物の老朽化だという。エレベーターはなく、階段のてすりも低く、ユニバーサルデザインやバリアフリーには対応できていない…
「君の寝返り音聞きながら 今朝は両目の目玉焼き」 冷蔵庫に卵一個しかなかった。買ってこないと… 仕事始め。3日行けばまた連休😃 今日は焼きキャベツとエリンギのスープ。最後にレモン汁🍋 舞台は閉館直前の原美術館。向井山朋子とレニエ・ファン・ブルムレンによる音楽短編映画が配信開始されています。 TWO - in transit Hara Museum by Tomoko Mukaiyama + Reinier van Brummelen 「TWO – in transit Hara Museum」は、ピアニスト・美術家として世界中で活動する向井山朋子と、オランダを代表するシネマトグラファー、レニエ…
どうやら私はこの先、原美術館に行くことのないまま原美術館とお別れするっぽい。 勘違いをして2019年いっぱいで原美術館が閉館すると思い込んでいた私だけれど、 それは勘違いで、ならまだ時間はまだまだあるなとたかをくくっていた昨年末。 年が明けて、森村さんの展示行きたいなーと思ったときにはすでにコロナ禍真っただ中。 緊急事態宣言が明け、各美術館が入場制限をして展覧会を再開していたのは知っていた。 実際、友人が他の美術館を利用したという話も聞いていた。 こういうときに限ってそれぞれの美術館では私が惹かれる展示ばかりを開催しているが、 原美術館には展示の内容を問わず、行かなければならない理由があった。…
大阪のtoolboxのショールームに行ってみた。 ラフな雰囲気で全体的に好きだった。おおらかな手作り感あるものが多くて、高級そうに見えるものがひとつもないのがいい。 キッチンメーカーのキッチンを入れずに、こういうのでいいんじゃないか?と思ってきている。急に思い出したのが、原美術館に展示されてた、奈良美智の部屋が好きだったのを思い出した。こういう手作り感ある空間が好き。 bijutsutecho.com
*基本データ 場所:群馬県渋川市 行った日:2023/10 美術館URL⇒Hara Museum Web | 原美術館 ARC 前回訪問から1年半がたちました。⇒その95:原美術館 ARC - 美術館・博物館・名建築 検索の備忘録 (hatenablog.com) ジャン=ミシェル オトニエル《Kokoro》2009年 天気が良いので、まずこちらへ向かいます。オラファー エリアソン《SUNSPACE FOR SHIBUKAWA》2009年 このレンズによって太陽の軌道を映し出す観測所です。 虹は、季節、時間、天気によって変化します、今日はこんな感じです。 「青空は、太陽の反対側にある原美術館/…
こういう賑やかなアトリエから、あの女の子達が生まれたのである。 在りし日の品川原美術館に展示されていた、奈良美智の再現アトリエ。
品川の原美術館。 好きだった場所が無くなるのはとてつもなく哀しい。 渋川市に移転してはいるが、この場所に建つこの建物が好きだった。 庭側から撮影。作品鑑賞後は庭に面したCafe d'Art(カフェダール)で必ずお茶していた。 移転先も同じ名前のカフェで営業。(イメージケーキもあるようで嬉しい) いつか行こう。
Deshabillz2023 9月30日池袋手刀さん「はい、最後はメンバーてやつらだな シビィツーステの為写真忘れてたわ 押忍!笑 サポメンイケメンぜろくんはあるぜ勝手に映りこんだのも!ひろしが何故かいるな みんなありがとな! #Deshabillz #9月30日池袋手刀 https://t.co/JFhVqAgvtb」https://twitter.com/Deshabillz2022/status/1708800276642382106 Shinyaさん「名古屋、大阪に向けてリハちゅう。 https://t.co/vBlCOoGyNc」https://twitter.com/shin_ci…
芸術の秋ですね。 今日は美術館の何が面白いと思うか、という話です。 思い出の美術館を記録します。 自分のために書いたのでデスマス調をやめています。 ゲッティ美術館 パリの思い出 プティ・パレ マルモッタン美術館 おまけ「香りの美術館」? 品川の原美術館 原美術館 ARC 私が美術館に行く理由 ゲッティ美術館 6年前くらいに一人目育児が一段落して行ったときの日記。↓ 「小説も映画もマンガも大好きだけど、やっぱり美術館も良い。 美術館の面白いところは、主体的に動かないと面白くないところだと思う。 文字通りかなり歩き回ることになるし、見る角度や距離を変えてみたり、気になることを調べてみたり、ときどき…
また1年以上、間をあけてしまった。さて、今日は中秋の名月だ。さっきベランダから見てみたら、見事なまでの満月が昇って来ていた。月を意識すると、頭の中で『月の光』が流れる。しかし、その音から導かれる記憶は爽やかに晴れた原美術館だったりする。夜なのか、昼なのか。そんな記憶を思い出しつつも、今年でもう50歳になった。自分でも正直びっくりしている。年老いたことにではなく、ここまで生き延びていることに。早逝してしまった友達は幾人か居たが、僕もその範疇にいると思っていた。けれど半世紀生き延びてしまった。僕にとっては明日どうなろうと、別に早すぎる死ではない気がしている。死ぬまでただ生きる、それが長いのか短いの…
著者:古賀太発行元:新潮社 美術展の不都合な真実まとめ 美術展の不都合な真実を読んだ理由 美術展の不都合な真実で仕事に活かせるポイント 美術展の不都合な真実の目次 美術展の不都合な真実の感想 美術展の不都合な真実まとめ 日本における美術展、美術館で行われるイベントって、高校野球や、箱根駅伝と同じだったんだね。新聞社の宣伝。戦後、外貨の持ち出し規制があった時期でも、その規制外にあった新聞社だから、海外の美術館といろんなことができたんだね。なんだろうな、そういう美術展に脚をあまり運びたくないんだよね。 美術展の不都合な真実を読んだ理由 仕事で美術に関わるので 美術展の不都合な真実で仕事に活かせるポ…
9月22日 最終日、軽井沢周辺を回る。 最初は富弘美術館。 訪問地選びは全国美術館巡りの案内本、CASAブルータスの美術館特集を参考にしている。こちらは建築設計が見どころということで選定。作家の星野富弘さんについては草花の水彩画家という予備知識だけで特に下調べもせずに訪問した。 美術館は草木湖畔を望む高台にある1階建て。外観に特徴は見られないが、内部は大小の円形の展示室が泡のように隣接していて、円弧の内壁を伝いながら鑑賞して回る。 詩と草花の水彩画で構成されたA4サイズくらいの作品が展示されている。星野氏は事故によって手足が麻痺となってから、知人らの励ましに応えるため口で筆をくわえ絵をかくこと…
再びの群馬、中之条ビエンナーレ。今回は六合、赤岩集落。まずは最寄り駅の長野原草津口駅へ。中之条駅から更に電車で30分くらい。割と遠いなあと思っていたが中之条駅が中之町の東の端で、赤岩集落は西の端なんだなあ。そりゃとおい。で、長野原草津口駅。割と人いるなあと思っていたら草津の最寄り駅なのね。知らなかった。電車降りたら直ぐ草津直通のバスがあって便利そう。草津、10年以上行ってないから、機会があったらまた行きたい気もする。それもあってか駅もちゃんとしてた。駅中に冷房があるのは大変助かる。駅周辺は何も無いが。この周辺、一度もコンビニどころか商店を見かけなかったなあ。町バスに乗って赤岩集落へ。バスまだ生…
2021年以降に鑑賞した美術館の企画展、コレクション展等を記録しています。随時更新。【2023】・1/14 大竹伸朗展@東京国立近代美術館・1/21 桃源郷通行許可証@埼玉県立近代美術館・1/25 諏訪敦 眼窩裏の火事@府中市美術館・1/28 都築響一コレクション 大道芸術館・2/25 加藤泉 寄生するプラモデル@ワタリウム美術館・3/7 エゴン・シーレ展@東京都美術館 企画展示室・3/11 佐伯祐三 自画像としての風景@東京ステーションギャラリー・3/11 極楽鳥@インターメディアテク・3/12 お雛さま 岩崎小彌太邸へようこそ@静嘉堂文庫美術館・3/19 芸術家たちの南仏@DIC川村記念美…
amzn.to 思った以上に、興味深く、面白い本だった。 アウトサイダー・アートという言葉がよく聞かれるようになったのは、1993年の世田谷美術館 パラレルビジョン展以来だという。 「アウトサイダー・アート」という語には、様々な負の要素がつきまとっている。 それでも、そのことに対して、著者の椹木は、こう書いている。 行政のさじ加減で内実をいかようにも采配することが可能なアール・ブリュットよりも、容易には消せない負の痕跡を語の内に残した「アウトサイダー・アート」を進んで使うことから得られる効果のほうが、この領域でなされる創作について理解するうえで、当面はずっと重要なのではないかと考えている。 過…
ART FACTORY 城南島 三島喜美代 最近、地元の東京都大田区ではアート関連のプロジェクトが多いように思う。 そして、何度か参加したせいもあって、新しいプロジェクトのお知らせのメールが来るようになった。 https://www.ota-bunka.or.jp/recruit/recruit01/aroundinotaartspot 今回は、「大田区アートスポット巡り」だった。 これまでも絵画や譜面などを信じられないレベルの精密さで刺繍をして作品を見せてくれていたのだけど、もっとシンプルなのに、現実と強く関わろうとする作品を制作していたような気がして、キャリアを積んでも、さらに変わろうとし…
どうも、よしむらです。 お前は一体いつの話をしているんだシリーズ第二弾です。いつかに行った伊香保の写真を出しそびれていたので薄れゆく記憶と共に棚卸しします。 遥か昔に群馬の草津には行ったことがあって、ならば伊香保もと思い、夏真っ盛りの時期に行ったような気がします。 伊香保といえばこの階段。 はちゃめちゃに天気いいですね。 ご当地マンホール。頭文字Dだ。 廃墟と化した温泉旅館。結構放置されていたらしいですが、最近ようやく撤去されたとかなんとか。今にも崩れ落ちそうで普通に危険だったもんなあ。 山にも登りました。 山だ……。 たぬきだ……。 橋だ……。 田楽なのら……。 なんらかの映画の撮影でその演…
初めて小樽を訪れた際は、三井銀行小樽支店として現役で営業していた。その後2002年まで小樽市最後の都市銀行として営業されていた。こんな美しい建築の銀行だったら、用もなく来てしまいそう。2022年に国指定の重要文化財に指定された。床も天井もカウンターの意匠もその全てが美しい。白を基調とした統一感もとてもいい。設計は、慶応義塾大学図書館も手がけた曾禰中條建築事務所。 一階の金庫。竣工以来、三井銀行小樽支店、帝国銀行小樽支店、三井銀行小樽支店、太陽神戸三井銀行小樽支店、さくら銀行小樽支店、三井住友銀行小樽支店と名前を変えてきたが、その時々の看板が中に展示されていた。 これは戦前のものかな? 2階回廊…